–大学を卒業後、新卒では志望していたアパレル企業に就職したんですよね。

ブランドバッグを扱う会社に就職しました。当時、就活の説明会で聞いた企業理念に惹かれて、入社を決めました。研修後、駅ビルの店舗に配属になったんですけど、いざ勤務してみると、本社の考えと実際に販売する店舗の考え方が違って…。

–確かに、入社前後のギャップってあるあるというか、身の回りでもよく聞きます。

はい、「売上売上！」という雰囲気の中、配属先の店舗は、常に下から3番目くらいの成績で先輩も店長も心が折れちゃってました。私は、新卒ということもあって、やる気マンマンだったんですけど、1人で張り切って浮いちゃう感じでした（笑）

売上が悪い店舗だったので、お客さまを待つ間は、店内のレイアウトを少し変えてみたりと工夫はしていたのですが、どこか物足りなさがありました。

–そこからどういう経緯で、事務への転職を考えるように？パソコンの経験もほぼなかったとか。

当時は接客の他にも備品の発注や伝票処理とか、ちょっとした事務作業がありました。

事務作業はサクサク進むので、接客と違って片付いていくのが目に見えて分かるんです。「こんなにさばいたぞ」って達成感が好きで、しばらくすると、「事務の方が楽しいかも」と思うようになりました。

パソコンは、大学でレポートを書くのに使う程度だったんですけど、新しいことをしたいなと考えた時、パッと思い出したのがさっきの経験でした。自分と合ってそうだし、事務のお仕事に挑戦してみたいなって。それで、会社も辞めちゃいました。

–急展開…! 次の仕事を決めずに辞めたんですか？

ビックリしますよね（笑）接客業だと多いと思うんですけど、拘束時間がとにかく長いんです。遅番だと23時とかまで仕事で、就活をする時間もなかなか取れなくて… だから会社を辞めてから就活をはじめました。

不安はもちろんあったんですけど、それよりも環境を変えたくて。異動も当分なさそうだったし。

–そんな状況から、今の仕事はどうやって見つけたんですか？

転職サイトに登録して、仕事を探していました。定時上がりで土日休みの事務を中心に見ていた時に「ミラエール」の求人が検索に出てきたんです。

私は事務職の経験がなかったので、入社前研修や希望すれば受けられる講座制度など、サポートが手厚そうでいいな、と思って「ミラエール」に応募しました。

–「ミラエール」って派遣ですよね。最初から派遣は考えていたんですか？

いえ、「ミラエール」で話を聞いてから知ったのですが、”無期雇用派遣”という働き方があって、たとえ今の派遣先の仕事が終了しても、派遣会社が雇用を保証してくれるんです。派遣で働こうという考えはなかったんですけど、これならキャリアのことも考えて長期的に働けそうだなって。

–なるほど、サービス業から事務へと仕事内容がガラッと変わって、大変なことはありましたか？

今は大手電機メーカーの建材を扱う部署で、見積もり関連のお仕事をしているのですが、最初は右も左も分からなかったので、メールの振り分けなど、できるところから教えてもらいました。1つのことができるようになってから、徐々に仕事を増やす感じだったので、そういう点は安心でした。大変だったのは見積もりで、商品知識がないとできないので、毎日先輩に聞きながら対応していました。そんな私も、今は後輩に教える側になっています。

–事務職へ転職して、生活が変わったなと思うところはありますか？

料理がちゃんとできるようになりました！（笑）以前は、帰宅してとりあえず何か食べてお風呂に入って寝て、朝出ていく、みたいな生活だったんですけど、今は残業もほとんどないので、家でのんびりする時間ができました。ただのんびり過ごすのももったいないので、料理を頑張っています。

あとは、仕事帰りに週2回ジムに通ってヨガをしたり、旅行や帰省なんかで月に1回は有給を取ったり生活はたいぶ変わったな～と自分でも思いますね。

–今後の働き方などは考えていますか？

今の働き方なら定時で終わりますし、結婚しても続けられそうなので、働けるまでずっと働きたいなと思っています。

現在は見積もりを中心に専門的なことをしていますが、将来的には学校事務にも興味があります。今後のキャリアについて相談しているカウンセラーの方から他のミラエール社員の事例も聞いているので、ミラエールで色々挑戦できたらいいなと思っています。