19歳×知識ゼロ。飛びこんでみた「技術」の世界は、オドロキとハッケンにあふれていた。
19歳×知識ゼロ。飛びこんでみた「技術」の世界は、オドロキとハッケンにあふれていた。
フジカワさん
18歳のときに地元静岡を出て、現在は三重でひとり暮らし。知識ゼロから技術の仕事にチャレンジし、現在は試作品をつくる前の検査などを担当。
中学卒業を機にひとり立ち。とにかく稼げる仕事がしたかった。
–これまでどんな仕事を経験してきましたか?それから今の会社との出会いを聞かせてください。
昔から「早くひとり立ちしたい」という気持ちが強くて。中学卒業と同時にアルバイトを始めました。
最初は近所のお寿司屋さんで働いていたのですが、「もっと稼ぎたい」と思い、製造派遣の世界へ。ペーパータオルの工場で、ライン作業などを担当していました。地元で数年間働き、ようやくお金も貯まってきたので、いよいよひとり暮らしをすることに。そんな時にたまたま見つけたのが、今もお世話になっている日商の求人でした。
「できる」が増えて、知らなかった楽しさをハッケンする日々。
–知識も経験もない中、いきなり製造の仕事に就くのに不安はありませんでしたか?
人によっては大変と思われそうなのですが、私はもともと好奇心が強めなので、紹介された瞬間に「面白そうだな!」って(笑)
今は電子部品向け材料をつくっている工場で、試作品をつくるための工程を担当しています。製造ではなくいわゆる「技術」と呼ばれる部署で、専門知識や覚えることはちょっと多めですね。
もちろん最初は分からないことばかりでしたが、製品をつくるまでの裏側が知れたり、今までまったく縁がなかった専門的なことが学べたり、できることが増えるにつれて任されることも増えてきて、今では毎日が楽しくって(笑)
中学までしか行っていない、知識も経験もない私が専門分野にチャレンジできているのも、派遣ならではの魅力なのかなって思います。
好きを仕事にしなくても今は毎日が楽しい。それだけで十分かも。
–実は副業もされているんですよね。あと最近うれしい出来事もあったのだとか。
そうなんです。平日は工場で働き、週末はラーメン屋でWワークをしています。今の目標は、とにかくお金を貯めること!毎月5~10万円くらいは貯金できていますね。
実は、派遣会社から「ウチで社員にならないか?」と誘われたんです。仕事ぶりを認めてもらえたことはとても嬉しかったのですが、まだ経験も浅いし、誰かを教えるような立場に立つイメージがわかなくて…。
新しいことを覚えるのも、日々の仕事をするのも、とにかく毎日楽しいんです!「稼ぎたい」がきっかけで始めたけど、思いもよらない面白さに出会えました。とりあえずは今の状態が続けば満足ですね。
–派遣会社より
市役所や買い物代行まで。できるだけ気持ちよく働いてほしいから。
僕らの事業はスタッフさんが働いてくれることで成り立っています。だから「市役所に行ってほしい」とか、「新しい安全靴がほしい」とか、スタッフさんに頼まれごとをされたらできるだけ対応することにしています。車を持っていない人もたくさんいますし、製造の仕事はいろいろ大変ですからね。これでみんなが気持ちよく働いてくれるなら安いもんです(笑)
でもいざというときには、こちらからもお願いごとをします。たとえばインタビューに答えてくれたフジカワさんの現場。すでにウチのスタッフが10人ほど働いてるので、「ちょっと新しい子が入るからフォローしてやってよ」なんてお願いすると、「しょうがないなー」とか言いながらもみんなやさしく対応してくれるんです。結局は、持ちつ持たれつの関係なんですよね。
年末には派遣先の社員さんも入れて忘年会を企画したり、コミュニケーションはかなり大切にしていますよ。やっぱり働くなら気持ちよくいきたいですね。
(四日市営業所 所長 櫻井)